外国人医療の現場から
~京都第一赤十字病院を訪問して~
日本に住む外国人が増えています。この近辺でも、大阪郊外の工業地域はいわずもがな、最近は京都市内でも外国人の姿をよく見かけるようになりました。それとともに、外国人が日本で暮らしていく中での様々な問題がクローズアップされるようになっています。
彼・彼女たちの姿は、よく「外国人労働者」という形でマスコミに取り上げられ、その労働現場の問題は幾分理解されるようになってきました。ただ、その人の「労働者」としての側面ばかりを取り上げ、「外国人労働者を受け入れるか否か」という問題の立て方の下で扱われることが多く、そうした人々の日常の生活の姿はあまり知られていません。
「労働者」としてではなく、ごく当たり前の「生活者」としての外国人は、どのような問題を抱えているのでしょうか。
なかでも、病気になったらどうしよう、怪我をしたらどうしようという不安は、誰もが生活の中で感じているものです。私たちは健康保険があるため、それほどお金を払わずとも治療を受けることができますが、外国人の場合はどうなのでしょうか。実際に病院ではどのように対応しているのでしょうか。
そんなわけで、京都の中では比較的外国人の患者を多く受け入れている京都第一赤十字病院(京都市東山区)におじゃましました。この病院は外来患者が1日1600人、入院患者が現在650人程度と、京都でも比較的大きな病院です。お話をしてくださったのは、医療社会事業部でソーシャルワーカーとして働いている藤原久子さんです。(1996.11.5取材)

















